特定非営利活動(NPO)法人 言語発達障害研究会



 



定例会 開催履歴

( 〜19 20〜29 30〜39 40〜49 50〜59 60〜69 70〜79 80〜89 90〜99 )

No.49 2003/01/18(Sat) 14:00-17:00 日本福祉教育専門学校(高田馬場)

「1健常幼児の2歳までのコミュニケーション発達
−臨床的応用の観点から−」

東川健(横浜市西部地域療育センター)

 対象児は報告者の長男。2歳までの経過を報告する。資料は,報告者による対象児のコミュニケーションに関する日記と1歳以降にほぼ1月毎に実施した<S−S法>言語発達遅滞検査に基づく。状況指標の理解,事物の基礎概念の拡大,音声受信の成立,コミュニケーション機能の拡大と分化を主な論点として経過をまとめ,その結果を臨床的に応用することを目的とする。

「健常児2例における記号形式
−指示内容関係の発達−段階2事物の基礎概念から段階3事物の記号へ−」

東江浩美(越谷市ことばの治療相談室)

 健常児2名に対し0歳後半から1歳半の間,概ね月1回<S−S法>言語発達遅滞検査を実施した。検査結果と家庭での状況から,この時期の記号形式−指示内容関係の発達を分析したので報告する。<段階2 事物の基礎概念>から<段階3 事物の記号>にかけてのノーマルデータ整備のためのパイロットスタディとしたい。

 

No.48 2002/09/07(Sat) 14:00-17:00 日本福祉教育専門学校(高田馬場)

「コミュニケーションパートナートレーニングの意義
―AACの日常的使用をめざして―」

原哲也 (信濃医療福祉センター)

 「STの臨床場面ではAACを使用するがそれ以外の場所や人に対しては使用しない」という問題に直面することが少なくない。
 AACの日常的使用には様々な条件が想定されるが,コミュニケーションパートナーの能力もその中の一つと考えられる。
 今回,脳性麻痺児(アテトーゼ型)の担当養護学校教諭に対してAACを使用する子供との関わりについて助言・指導する機会を得た。
 助言・指導によってAACの使用状況が変化するのか?当日は結果に考察を加えて報告したい。

「時間的系列における前後に理解
―自閉症児に対する教示の意味の伝達に重点をおいた指導法―」

船崎康広(愛知県心身障害者コロニー中央病院)

 自閉症児における言語理解の指導において,課題の達成の成否を大人側の教示の意味の伝達の問題と捉え,その伝達の仕方に重点おいて指導をする方法論について研究しています。今回は,田中ビネーでIQ20の重度の判定を受けている10歳の自閉症児に対し,「さっき何したの?」「これから何するの?」「今何しているの?」の問い掛けに答えられるようになるまでの指導プログラムと,1回ごとの課題を理解させるための命題と意図の伝達を主眼においた指導の手法について紹介します。

 

No.46 2002/01/12(Sat) 日本福祉教育専門学校(高田馬場)
「養護学校における<S-S法>に基づく指導」

飯野文(東京都立調布養護学校)

「知的障害児養護学校における段階5-1(統語方略語順)の子どもの指導、及び語義・語用障害について」

吉田政修(埼玉県立越谷西養護学校)

 

No.45 2001/09/08(Sat) 日本福祉教育専門学校(高田馬場)
「愛着形成プログラムとIBM法」

松田ちから(なのはな子ども塾)

「コミュニケーション態度の評価とその活用についての提案」

東川健(横浜市西部地域療育センター)

 

No.44 2001/01/13(Sat) 日本福祉教育専門学校(高田馬場)
「文字検査について」

佐竹恒夫(横浜市総合リハビリテーションセンター)

「絵記号と絵の結合学習を経て文字学習が可能になった言語発達遅滞児2児の学習経過」

東江浩美(越谷市言語室)

「健常児における図形弁別力とひらがな文字形弁別力との関連、及び、文字に対する関心について」

池田泰子(秦野市ことばの相談室)
足立さつき(日本福祉教育専門学校)

「言語発達遅滞児における排他律による一音一文字対応について
−機能と学習効果の検討−」

越一恵(はぐくみスピーチクリニック)

絵と文字単語の結合学習に困難を示した3ケースの文字学習経過

東川健(横浜市北部地域療育センター)

 

No.43 2000/09/09(Sat) 14:00-17:00 日本福祉教育専門学校(高田馬場)
「T群(音声発信未習得)児のコミュニケーション訓練の経過について」

 小原 千枝(袖ヶ浦福祉センター)

 受信面に大きな変化が現れないものの、発信面では身ぶり記号や写真カードの実用的 な使用が拡大し、コミュニケーション機能が分化してきているケースの訓練経過を通して、 担当者がコミュニケーション訓練について学んだことを報告したいと思います。

「有意味な音声発信のないB群(音声発信困難)児の発信訓練の経過」

 福島 桜子(袖ヶ浦福祉センター)

 訓練開始時の発信手段は、要求はハンドリングや視線、拒否は泣くことで訴えることが主で、伝達意図のない身ぶりが数語あるのみであった。そこで、実用的なコミュニケーション手段獲得を目的として、発信面に焦点を当てて訓練を行なってきた。現在も、身ぶりの拡大、ひらがなの学習、その他の発信手段の獲得と日常場面での機能的な使用を目指して訓練を継続中である。約2年間の訓練経過を、発信面を中心にまとめ報告します。

 

No.42 2000/06/10(Sat) 14:00-17:00 日本福祉教育専門学校(高田馬場校)
「言語発達遅滞児を持つ母親援助についての一考察」

足立さつき(日本福祉教育専門学校)
島野 晶子(埼玉県熊谷児童相談所)

 言語訓練通所児の就学に向けての母親ミーティングを年2回行った。平成4年度〜 8年度について,アンケート調査及びSTによる母親面接を行い,ミーティングの効果に ついて検討した。アンケートでは参加して良かったとの回答が100%を占めた。ミーティ ングのプログラムの中で最も好評であったのは,母親同士の交流であり,ミーティング後, 母親自身の気持ちや行動の変化も認められた。面接においてもアンケート結果と同様に母 親ミーティングについての肯定的な反応が多く認められた。平成4年度と8年度のグルー プは,第1回目のミーティング後自主的に交流を持ち,セルフヘルプグループとして機能 したと考えられた。STの業務である助言・指導を広義に捉えると,母親を中心とした家 族援助も大切な業務である。就学時の言語発達遅滞児を持つ母親に対するミーティングは, 家族援助の一方法として有効であった。当日は、その後の地域での母親ミーティングの広 がり等についても報告したいと思います。

「保護者支援についての各施設からのショートレポート」

佐竹恒夫(横浜市総合リハビリテーションセンター)
知念洋美(千葉リハビリテーションセンター)
大西祐好(横浜市中部地域療育センター)

 

No.41 2000/02/26(Sat) 14:00-17:00 日本福祉教育専門学校(高田馬場)

「自閉症スペクトルの子どものコミュニケーションを拡げるには」

飯塚直美(国際医療福祉大学)

 言語獲得の初期段階にいる子どもから、一見、言語能力は高いがコミュニケー ションに様々な困難を示す高機能自閉症/アスペルガー症候群の子どもまで、様々 な事例を通して考えたいと思います。こだわりや社会性の問題への配慮についても 、コミュニケーション臨床の視点から考えたいと思います。

 

No.40 1999/09/25(Sat) 14:00-17:00 日本福祉教育専門学校(高田馬場)

『重複障害児(肢体不自由と知的障害)のAAC』〜日常生活とST訓練を結ぶ〜

母親の立場から・宮原真理(千葉県立袖ヶ浦養護学校 教諭)
STの立場から・知念洋美(千葉リハビリテーションセンター)

 買い物,まち探検,野外活動,キャンプなどの活動を通して,身ぶりやコミュニケーションブック,VOCA(音声出力コミュニケーションエイド)などを使った コミュニケーションをどう拡げるか,という取り組みをお母さんの立場から紹介し ます。 またボランティアネットワークの活用についても触れたいと思います。

 



 



      


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