テーマ:保護者支援の(面接)経過とその整理方法について
-療育的保護者支援フローモデルを用いた症例報告を通して-
佐竹恒夫(療育的保護者支援プロジェクト)
島村広美(横浜市総合リハビリテーションセンター)
伊東由紀(西東京市児童発達支援センターひいらぎ) (発表順)
オリエンテーション:
保護者支援の経過とその整理方法 −療育的保護者支援フローモデルを用いて−
症例報告1:
難聴5歳児のコミュニケーション支援(親の関わり方)と絵本活動を中心に
−高頻度(週1回)の言語・コミュニケーション療育を実施した事例−
症例報告2:
知的障害、自閉スペクトラム症の1幼児の初期発達と,保護者への助言の経過について
−フォローアップを開始し,低頻度(年2〜3回)の言語療育を実施した事例−
アフタートーク(体験談)
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内容:
言語発達障害の臨床・療育において,日常生活上の困難を軽減し相互活動を充実させるための具体的な助言や視点を,面接を通して提供することは保護者支援の一環として重要です。臨床・療育スタッフは誰もが日ごろから面接を通しての保護者支援を行っていますが,その具体的な内容について互いに検討することは少なく,方法論も不明確で,各自が試行錯誤しながら行っているのが現状です。
そこで今回は,日々の面接記録を取り,その経過を一覧表に整理し,さらに経過を「療育的保護者支援フローモデル」を用いて分析した結果を報告します。面接の内容や方法,まとめ方について,参加した臨床・療育スタッフに役立つ具体的な提案を行い,面接による保護者支援の質を向上させる一助としたいと思います。
※発表の概要と参加者の声を掲載しました(PDFファイル 約277KB)
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